廃車知ってる?Knowledge

一時的な登録の抹消手続き

一時抹消登録手続きの話
廃車、廃車とよく聞きますが、ところで廃車とは何でしょうか。唐突な質問ですが、皆さんは詳しく廃車について説明できますか。その答えの一つとして道路運送車両法という法律を紐解いて見てみることにします。道路運送車両法にある「抹消登録」という条項に、廃車とは「陸運局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)に自動車のナンバープレートを返納して検査登録を抹消すること」と規定されています。

自動車のナンバープレートは自動車の身分証明書とも言うべきものは、日本社会の私たちにおけるパスポートや免許証と同じような役割です。私たちは免許証がなければ車を運転できませんし、パスポートが無ければ海外へ行くことができません。


いずれも万が一なくしてしまうと再発行のために大変な手間が掛かってしまいますが、言い換えれば非常に大切なものです。ナンバープレートもそれと同じようなことが言えます。一度ナンバープレートを関連の部門に返却し、抹消登録をしてしまうと、もうその自動車を日本の公道で走らせる事はできなくなります。身分のない自動車を公道の上に走れません。廃車の為に、 ところで一口に抹消登録、即ち廃車手続きと言ってもその内容には一時抹消登録と永久抹消登録の2種類があります。

一時登録抹消に関する法律

そのうちの一時抹消登録に感しては、上記の道路運送車両法16条で規定されています。具体的にどのようなケースで一時抹消登録をすることが多いかというと、例えば海外出張・長期海外旅行・引越し・入院等の理由によって、自動車に乗らないで自動車を在庫として長期間保管したいとき、わかりやすく言えば様々な事情で自動車を一時的に使用しない場合に行う廃車手続きです。一旦一時抹消登録をすると、その自動車は日本国内の公道を走ることができなくなります。

が、再びその自動車を利用したいという場合、一時抹消登録手続き時に交付を受ける「一時抹消登録証明書」を添付して再登録を行い、その後車検を受けると再び公道を走ることが可能になります。再びその自動車の運転が可能になるわけです。

一時抹消登録にかかる費用は、手続きを自分で行う場合、わずか350円で済みます。ちなみにその際に必要な書類代は別途必要になります。また所有者欄など車検証の記載に変更がある場合は、更に変更登録料350円が必要となります。

また最近は世論も環境問題に対する関心が高くなり、可能なものはリサイクルをすることが社会において求められています。自動車を廃車にする場合も同様で、「預託済みリサイクル券」が廃車を実際に解体する際に必要となるので大切に保管しておきます。軽自動車の場合、再登録する際「軽自動車検査証返納確認書」が必要となるので、同じく大切に保管する必要があります。

一時登録抹消手続きをする際、ついうっかり忘れがちになるので注意しなければならないことが一つ。それは登録抹消手続きをする際、たとえその自動車が運転可能な状態でも、手続きを行う運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)まで運転していかないことです。

何故なら手続きの際ナンバープレートを返納しなければならないので、その時点で運転が不可能になり、帰り道に運転して帰れないからです。
ここまで一時登録抹消手続きの順序を整理します。

手続きの流れ

  • @ナンバープレートを取り外します。
    登録抹消手続きをするときに必要となりますので、前後とも取り外し大切に保管します。手続きの際に管轄部門へ持っていって提出します。
  • A必要書類を揃えます。
  • B管轄部門である運輸支局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)に行きます。
    手数料(通常は350円)が必要なので指定の印紙を購入して手数料納付書に貼ります。ここで持ってきたナンバープレートを返却して「確認印」をもらい「確認シール」を受け取って、それらを申請書や必要書類と一緒に提出します。

    ここまでの段階で申請書類に不備がなければ、「一時抹消登録証明書(軽自動車の場合は自動車検査証返納証明書)」を受け取ります。

    これは解体抹消(一時登録抹消後、やはり二度と乗らないことになった場合に永久抹消登録を行う)する場合或いは再登録(いわば抹消登録の抹消、即ち車検を行った後で再び公道を走れるようにする)する際に必要となるので大切に保管しておきます。
  • C自動車税事務所(大概は運輸局内に設置されている)に行きます。
    自動車税の還付条件に適合し、自動車税の還付が受けられる場合には、自動車税還付手続きを行います。以上は普通車の場合ですが、軽自動車の場合は年額での納税である為、自動車税の還付はありません。

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2014/10/29 更新