廃車知ってる?Knowledge

一時、永久、解体...廃車手続きの種類

廃車手続きの種類

ここまで私たちの生活に密着している自動車ですが、言ってみれば自動車は機械に過ぎません。機械はいつしか使えなくなってしまうものですから、従って自動車もいつかは耐用期限を迎えることになります。皆さんが愛用する自動車も、いずれは手放さなければなりません。

自動車を手放すケースとしては、もう既に一定期間乗っているため、自動車の買い替えの潮時が来た場合であったり、事故等に遭遇して大破してしまいその結果廃車にせざるを得なくなったりと、いろいろあります。

長年親しんできた自動車を廃車にする場合は、心情的にも忍びないものがあります。ですが自動車は一生のうちそう何度も買い替えるものではありません。

また自動車はいわば財産です。ですからそれを手放して売る、或いは廃車にする場合には廃車手続きは勿論ですが、それ以外に廃車に関する慎重な見極めと判断が必要です。面倒だと思いますが、自分の財産を守るという意味でも、これらの判断は避けて通ることができません。

というわけで自動車を手放す、廃車にするということに関して話を進めていきたいと思いますので、

廃車とは

あなたの街の 廃車屋等があると思いますが、廃車とは一体どのような行為を指すのでしょうか。まずは法律を紐解いてみることにします。道路運送車両法という法律にその定義があります。

道路運送車両法にある「抹消登録」という条項に、廃車とは「陸運局(軽自動車の場合は軽自動車検査協会)に自動車のナンバープレートを返納して検査登録を抹消すること」と規定されています。即ち自動車の身分証明書とも言えるナンバープレートを関連部門に対して返却して、その身分を抹消することです。一度その自動車の抹消登録をしてしまうと、もう日本の公道上を運転する事はできなくなります。

身分のない自動車は公道上を走れません。ところで廃車手続き即ち自動車の抹消登録には、一時抹消登録と永久抹消登録の2種類があります。

以下道路運送車両法でその違いを見ていきます。 一時抹消登録(16条抹消登録) 自動車を解体処分しないで、暫時置いておく場合に行います。海外出張、旅行、引越しなどの理由で一旦車両の利用を停止するときにこの一時抹消登録が行われることが多いようです。一度この一時抹消登録し、使用を停止した自動車を再度使用したいという場合には「中古車新規登録」を行うことで再度自動車を使用できる状態にする事ができます。

自動車の利用を停止しても将来また乗る可能性がある、或いは売る可能性があるなどの場合このパターンで手続きを行います。自動車を再利用できる手続き方法なので、管轄部門である運輸局(陸運局)にはその自動車のデータが残ります。また再度、自動車を使用する為の手続きの際には、一時抹消登録証明書が必要です。(⇒廃車手続きの前に何が必要かこのページで詳しく書いてますよ。)
永久抹消登録(15条抹消登録)
自動車を解体処分してしまう場合に行います。動かない車は完全にスクラップ、廃車にするということです。事故車となり修理が不可能になった場合、或いは自動車自体の価値がなくなった(古くなった、走行距離が廃車にする目安を超えたケースなど)などの場合に利用します。

ちなみに永久抹消登録では、自動車リサイクル法という法律で定められたリサイクル料金を支払うことが必要となります。また廃車手続きの提出書類にはリサイクル料金を払った際に発行されるリサイクル料金預託証明書も必要です。
一口に自動車の抹消登録といっても以上の二種類があるわけですが、一時抹消登録の場合は車検を受けた後で再登録し、それによって廃車にした自動車を再度自動車を使用することができますが、永久抹消登録の場合は二度と再登録をすることはできません。

即ち二度と乗れません。両者の違いを簡単に言うと永久抹消登録がスクラップ前提の廃車手続きであり、一方の一時抹消登録がもう一度ナンバーをとる場合に行う廃車手続きです。

さらに言うと永久抹消登録は廃車にする自動車を解体業者へ引き渡し、解体処理を行ってからでないと手続きできません。また永久抹消登録の場合は自動車税、重量税がいずれも還付されますが、一時抹消登録の場合自動車税は還付されますが重量税は還付されません。

廃車にする際、一時抹消登録と解体届け、永久抹消登録のどちらを選択したらよいかは車の状況や車の所有者の意向などによって異なってきます。車検までにまだ時間がある場合などは、一時抹消登録を行った後で解体届けを出すという方法で廃車すると多く自動車重量税が還付されます。

逆に車検までの時間が残り少ない場合や車の車検切れの場合は、いっそ永久抹消登録にした方が、手間がかからずよい場合があります。

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Last update:2015/1/28